ピボットってその場で片足だけ動かすやつでしょ?
正直あの練習面白くない…
このように思っている選手が大半でしょう。
しかし、このピボットができるかできないかで、バスケが上手くなれるか否かに大きく影響します。
この記事では、ピボットの重要性と練習のポイントを紹介していきます。
是非最後まで読んでいただき、ポイントを踏まえた上で実践してみてください。

出典:https://spopedia.com/how-to-pivot/
ピボットができなければ初心者から抜け出せない
言葉通りの意味です。
ピボットターンが習得できていない選手は、いくらパスやシュートの練習をしても経験者の仲間入りはできません。
なぜなら、ピボットができない選手はトラベリングを量産してしまうからです。
ピボットは、軸足を床につけたままもう一方の脚を動かします。
このとき、軸足が床から離れてしまったり、支点がズレてしまう(など)と、トラベリングになってしまいます。
したがって、軸足が離れないよう、かつ方向転換するという練習は欠かせないのです。
ドライブでディフェンスを抜けるようになる
ピボットが十分なレベルに到達していない場合、トラベリングをしないようドリブルを始めなければ、と脚に意識がいってしまいます。
そうなれば、ドライブのスピードもキレも落ちてしまいます。
トラベリングしないよう自然とピボットが踏めるようになると、1歩目の突き出しが鋭くなったり、ディフェンスの動きを見る余裕が生まれます。
したがって、ドライブでディフェンスを抜くためにも、ピボットの練習は必須なのです。
なお、パスやシュートは軸足が離れてももう一方の脚が着地する前にボールを放てば問題ありませんが、ドリブルだけは軸足が離れた瞬間につけなくなります。

練習時のポイント
ピボットの練習をする際に注意して欲しいポイントは主に2点です。
1つ目は、軸足の支点を変えないことです。
母指球を床につけて回った後、かかとを床につけて回るなど、支点が変わってしまうとトラベリングをとられてしまいます。
ピボットを踏む際は、土踏まずからややつま先に近いほう、母指球に近いところを床につけて回るのがおすすめです。
かかとを支点にしてしまうと、回るときにバランスを崩しやすく、倒れてしまうため推奨はできません。
2つ目は、仰け反らないことです。
特にディフェンスにプレッシャーをかけられたときに起こりがちなのですが、腰が浮いて重心が後ろに傾いてしまう選手が多いです。
仰け反ってしまうと軸足が離れやすく、リングに向かって攻めることもできません。
したがって、ピボットを踏む際は体重をやや前に、リングの方向に倒しておくことがポイントです。
頭の位置を常にリングに近いほうに置くと、後ろに倒れにくくなります。