女子と男子で、練習の内容自体はあまり変わりません。
体格や身体能力の差はあれ、バスケは女子対女子、男子対男子で分かれている以上、男女とも技術向上、走力、フィジカルなど、試合で勝つためにあらゆる練習を行っているでしょう。
しかし、女子はホルモンバランスなどの理由で、男子と比較して身体の調子が悪くなることが多い傾向にあります。
この記事では、女子選手や女子のチームの指導者向けに、女子スポーツ選手によく見られる3主徴の紹介と、注意喚起をさせていただきます。
「うちのチームははそんな激しい練習してない」
「私は今まで体調崩したことないから大丈夫」
などと軽視せず、必ず最後までお読みください。
引用:http://www.kameda.com/pr/sports_medicine/post_17.html
エネルギー不足
女子選手に多く見られる症状の1つが、エネルギー不足です。
摂食障害やダイエットなどにより、練習やトレーニングで消費するエネルギー量を食事から
摂取するエネルギー量が下回っている状態です。
この状態が続くと、以下に紹介する2つの症状を誘発します。
女性は減量などを目的にダイエットを始める人が多いです。
無月経
2つ目が、エネルギー不足によって体脂肪率が低下することで起こる無月経です。
スポーツにおいては運動性無月経と呼ばれ、月経が3カ月以上停止した状態を表します。
エネルギー不足が続くことで脳から卵巣を分泌するホルモン(黄体形成ホルモンなど)が低下するためです。
15%がアンダーラインで、それ未満の方はグレーゾーンと考えてください。
出典:http://pink-pear.jp/ladysick/a01.html
骨粗しょう症
無月経の状態が続くと、骨粗しょう症という、骨がもろくなる症状を引き起こします。
骨粗しょう症は、「疲労骨折」を誘発する大きな原因です。
無月経ではエストロゲンという女性ホルモンが低下します。
このエストロゲンが骨の成長に大きく影響するホルモンで、低下した状態では骨量の減少が進行していきます。
なお、骨は11~14歳が骨密度が大きく増加し、20歳頃に骨量のピークを迎えます。
したがって、思春期に骨量および骨密度を高めることは、20代以降の生活においても重要です。
出典:https://hone-kenkou.com/casereport/entry-39.html