マンツーマンディフェンスには2種類ある
OFでもDFでもチームごとに決まり事があるかと思います。
ここでは、DFにおける一般的な決まり事を2つ紹介します。
・ノーミドル
OFから見てリングのある側をミドル側、リングと逆側をサイド、またはライン側と表現します。
例えば、右45に立っているOFにとっては、左側がミドル、右側がライン側となります。
ノーミドルは、「ミドル側には抜かせない」
という決まりです。
ほとんどのチームは、このノーミドルを採用しています。
・ノーライン
ノーラインはノーミドルとは真逆で、
「ライン側には抜かせない」
という決まり事です。
双方メリットとデメリットがありますので、後程説明いたします。
出典:https://five-spirits.com/1on2-rebound/
ノーミドルのメリット・デメリット
ノーミドルのメリットは、コートの端のライン際に追い込むことができることです。
ミドル側を封じて狭いスペースに行かせることで、次のプレーの選択肢を限定することが可能です。
また、三線の選手がカバーに入る前提の守り方なので、二線の選手は自分のマークマンへのショートパスを塞ぐこともできます。(ディナイ)
デメリットは、一線のDFが抜かれた場合、ヘルプローテーションを行う必要があることです。
ヘルプローテーションとは、一線が抜かれ、三線の選手がカバーに入ったときに行う動きです。
一線のDFが三線の選手がマークしていた選手をケアし、パスを出させないようにすることです。
コートバランスによってはこのヘルプローテーションがかなり複雑になることがあり、DFが混乱してしまうリスクがあります。