ボールを渡すだけじゃない!
試合になっても適切に
判断する力を養う方法

今回は、バスケットを始めて半年以上たつ経験者向けに、ワンランク上のパス練習を紹介していきます。

(初心者向けの練習はこちらで紹介しております→)

 

みなさんはすでに、2人組で対面してパスを出したり、ツーメンやスリーメンなど、走りながら決まったルートでパスを出すことは容易にできると思います。

しかし、試合では決まったルートでパスを出すことはできません。

コート内のスペースやDFの動きを見ながら、どこにパスを出すべきか瞬時に判断しなければなりません。

 

この記事では、瞬時の反応と判断力も同時に養うことが可能なパスの練習方法を紹介します。

是非最後まで読んでいただき、これから紹介する練習メニューの中から1~2つ、実践してみてください。

 引用:https://sports.chukyo-u.ac.jp/news/s/2014/10/007964.html

 

ツーボールパス

 

2人で対面した状態で行う練習です。

2人ともボールを1つずつ持ち、仕掛ける側と合わせる側を決めます。

仕掛ける側は、ノーバウンドパスかバウンズパスのどちらかを選択します。

合わせる側は、パートナーがノーバウンドパスを出してきたらバウンズパスを、バウンズパスがきたらノーバウンドパスを返します。

瞬時にどちらかを選択し、実行に移す判断力を養う練習です。

 

この練習は、最初はお互いチェストパス、選択肢を2つで行います。

 

慣れてきたら、互いにワンハンドパスで出してみましょう。

右手ノーバウンド、右手のバウンズ、左手のノーバウンド、左手のバウンズと、選択肢が4つに増えます。

合わせる側の選手は、右手のノーバウンドが来たら左手のバウンズパス、左手のバウンズパスが来たら右手のノーバウンドパスを出します。

選択肢が増えた分難しくなりますが、瞬時に判断する力を身につけるには、少しずつ選択肢、情報を増やし、負荷をかけていくことが重要です。

 

バックボード反射パス

 

一人がバックボードにボールを当て、ボールが跳ね返ってくる前にパートナーのパスをキャッチし、返す練習です。

ボールを投げた瞬間に振り向き、飛んできたボールを処理することで、反射神経を養います。

 

この練習のポイントは、バックボードに正確に当てること、飛んできたパスを素早く返すことです。

バックボードに当てる角度や勢いがズレてしまうと、パートナーからのパスを返してもバックボードからボールが跳ね返ってきません。

練習を行う前に、3~5回ほどバックボードに当て、自分が立っているところに返ってくる角度と勢いを掴んでから始めてもよいでしょう。

また、飛んできたパスをゆっくり処理していると、バックボードから跳ね返ってくるボールをキャッチすることができません。

パートナーからのパスをキャッチしてから返すまでの時間を極力短くし、ボードから返ってくるボールをキャッチする余裕を確保しましょう。

2対1

 

この練習は、パスを出すことが前提の練習ではなく、

「パスが有効なのか、シュート、ドリブルが有効かのか」

を判断する練習です。

平たく言うと、パスをしないという選択肢が増えるということです。

上記の2つの練習とは異なり、DFがついていること、そのDFがパスカットを狙っていることが大きなポイントです。

DFがつくと、片手でパスを出すこと、バウンズパスを選択せざるを得なくなります。

普段チェストパスしかしない、という選手には特におすすめの練習です。

まとめ

今回は、ワンランク上のパス練習メニューを紹介させていただきました。

前述したように、パスは反射神経と判断力があって初めて発揮される技術です。

普通のパス練習は退屈、という方は是非この記事を参考にしていただき、練習メニューを実践してみてください。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

紹介した一部の声以外にも沢山の選手が上達を実感し、
今も最高の自分に近づいています。 

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あなたも、B the Bで最高の自分に!