試合になるとシュートが入らなくなる原因
早速本題に入ります。なぜ試合になると入らなくなってしまうのでしょう?
これまであなたが行ってきたシュート練習を思い出してみてください。
- 自分のタイミングでゆっくり構えて撃っている
- 静止状態からシュート体勢に入っている
- DFがいない状態で撃っている
上記のような練習になっていませんか?①から順に説明していきます。
試合中、自分のタイミングでゆっくり構えて撃てる場面はフリースローのみです。
本番ではいつシュートチャンスが来るか分からないうえ、ボールを保持してからゆっくり構えていては、DFにブロックされてしまいます。
したがって、①のような練習を行っている選手は普段練習していないテンポ・リズムで撃つことになり、試合で入らなくなるのです。
出典:https://number.bunshun.jp/articles/-/823959
②の練習は、その場で止まった状態でパスを受けてシュートを撃つ練習です。
試合では走りながらパスを受ける場面や、ドライブからストップしてシュートを撃つといった、動きながらシュートを狙うことがほとんどです。
ボールをもらうにはまず自分のDFのマークを外さなければなりませんし、ボールをもったときにDFがいれば、ドリブルでDFをかわしてからでないと撃てません。
しかし、②のような練習になっている選手は、マークを外すこと、ドリブルでかわすことという1つの処理に精一杯になり、その後のシュートの準備ができない状態です。
日頃からミート→シュート、ドリブル→シュートなどセットで練習していない選手は、試合でも決めることはできません。
③のような練習になっている選手は、DFのプレッシャーに慣れていない可能性が非常に高いです。
DFのいない状態でのシュート練習では、シュートを防がれるリスクが一切ないため、安心して撃つことができますよね。
しかし、試合中はDFが自分のシュートを防ごうとしてきます。
シュートフォームの確認など明確な目的があれば問題ないのですが、実践向きとは言えません。
したがって、試合になると普段の練習で慣れていないDFのプレッシャーがある状態で撃つことになるため、入らなくなるのです。
引用:https://diamond.jp/articles/-/181960
試合でシュートを決める練習のポイント
原因を解説したところで、次はその原因を克服するにはどのようなことに気を付けるべきなのか、練習のポイントを紹介します。
・キャッチしてからシュートを撃つまでの時間を短くする
・動きながらシュートを撃つ
・DFをつけた状態で行う
前述した原因を解決するには、普段の練習から実践と似た負荷をかけながらシュートを撃つことです。
1つ目は、DFに追いつかれる前に撃つ、つまりキャッチしてからすぐシュートを撃つことです。
初めのうちは、シュートの精度が大きく下がると思います。
しかし、「それだけのんびり撃っていたのだな」と気づくきっかけにもなります。
反復を重ねれば徐々に精度も戻ってきますので、根気よく取り組みましょう。