最も確率が高い！
ゴール下付近からの
シュートを正確に決めるには

今回は、ゴール下付近でのフィニッシュについて書いていきます。

フィニッシュとは、ゴール下ジャンプシュート、レイアップ、バックシュートなど、ゴール近くまで侵入した後のシュートを指します。

ドリブルなどで中に切り込むことができたら、最後のシュートは確実に決めたいですよね。

この記事ではフィニッシュの種類の紹介と、確実に決めきる方法を解説していきますので、是非最後までお読みください。

フィニッシュの種類

初めに、ミニバス選手でも習得可能な簡単かつ使えるフィニッシュを4種紹介します。

・レイアップ

速攻のときによく使われるシュートです。

走りながらボールをキャッチした後1,2とステップを踏み、シュートを放つ手と同じ側の足を高く上げ、バックボードに軽く当ててくるイメージで撃ちます。

・バックシュート

後ろからDFがレイアップのブロックを狙っているときに使用するシュートです。

ステップはレイアップと同様1,2と踏み、逆サイドから後ろにボールを放ちます。

・フックシュート

DFを自分の身体の横に背負った状態で、DFから遠いほうの手で放つシュートです。

ゴール下でDFがいる状況でも、ブロックされずに撃つことが可能です。

・パワーレイアップ

ゴール下ジャンプシュートとほぼ同じ感覚で撃つレイアップで、最も確率が高いシュートです。

バックボードを使い、確実に決めましょう。

なお、バックボードの四角い枠の下半分に当てると、高さが足りずリングに当たって落ちてしまいます。

バックボードを使うときは、上半分のところに当てましょう。

フィニッシュを決めきるコツ

前述した4つのフィニッシュを決めきるための、共通のコツを3点解説します。

・スピードに乗って前に流れない

特にレイアップやバックシュートでは、リングに向かって速いスピードで走りながらシュート体勢に入ることがほとんどです。

そのため、走ったときの前への勢いを落とせないまま、身体が前に流れてしまうケースが多く見られます。

フィニッシュを決めきるには、前への勢いを落とし、上へ跳びましょう。

前へ流れてしまうとその分シュートも前に飛んでしまうので、上へジャンプしながら撃ちましょう。

・指先をリングの方向に向ける

ボールは、指先が向いた方向に飛んでいきます。

すなわち、フィニッシュのシュートも指先の方向に飛んでいきます。

バックシュートやフックシュートの際、指先がリングとは別の方向を向いている選手が多く見られます。

しっかり指先をリングに向け、シュートの飛ぶ方向を安定させましょう。

・一定のリズムで撃つ

フィニッシュは決めて当然、外すわけにはいかない、という心境になりがちです。

また、DFがブロックを狙ってきて、無理に避けようとしていつも通り撃てない、という経験のある選手は多いでしょう。

フィニッシュを決めるには、毎回一定のフォーム、一定のリズムで撃ちましょう。

フォームが崩れたり、いつもと違うリズムで撃ってしまうと不安定になってしまいます。

変に調節しようとせず、練習どおりに撃ちましょう。

まとめ

今回は、フィニッシュを決めきるコツについて書かせていただきました。

ドリブルやカッティングを身につけ、リングに近い位置からシュートを撃つ機会が増えた選手は、是非最後のフィニッシュの練習をおろそかにしないようにしてください。

フィニッシュが確実に決められる選手は試合でも必ず活躍できます。

日々の練習からフィニッシュも大事に撃っていきましょう。

このコラムを書いた人

林泰明

林コーチ

B the B公式プロコーチ。中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。大学在学中からコーチ活動を開始。卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。