バスケのゴールの歴史!
高さや形状はどのように
して決められたのか?

今回は、バスケットのゴールの形状の変化について書いていきます。

以前の記事でも紹介させていただきましたが、バスケットが誕生した1891年当時、ゴールは桃のかごを使用していました。

それが様々な変化を続け、現在の形に完成したのです。

誕生当時から現在までの変遷を詳しく書いていきますので、是非最後までお読みください。

 

リングの高さ

 

リングの高さは、誕生時から3m5cmでした。

当時からリングは上に設置されていたこと、誕生時から現在まで高さは変わっていないことが分かります。

初めてバスケットの試合が行われたとき、ゴールを体育館の2階席に取り付けていました。

その初めて取り付けた高さが床から3m5cmだったため、正式に床から3m5cmというルールになりました。

また、当時は大人向けのスポーツという位置づけだったため、ミニバス、子ども用のリングの高さは規定がありませんでした。

なお、リングの直径は昔から現在まで、45cmと変わらずです。

出典:http://basketgoal.tame.so/

 

バックボード

 

誕生当時、バスケットのゴールにバックボードは存在しませんでした.

したがって、ゴールに近い位置からのシュートでもゴールに直接入れる必要がありました。

バックボードがなかった頃、2階席にいる観客が、放たれたシュートをコート外から邪魔をする行為が頻繁に起こっていました。

そこで、バックボードを設置することで2階席からシュートを邪魔できないようにしたのです。

なお、現在バックボードは木製のものと、アクリル製の透明なバックボードの2種類があります。

当時は木製が主流でしたが、客席から試合が見えないとの苦情が殺到したため、バックボードの裏からでも試合が見えるよう、透明なバックボードがつくられるようになりました。

出典:https://www.nanigoto.net/entry/2018/11/17/035205

 

ゴールネットの形状の変遷

 

現在のバスケットゴールは、リングの下にネットがついており、ネットは底が開いています。

そのため、放たれたシュートがネットをくぐれば、重力で床に落ちてきます。

しかし、誕生当時は桃のかごで代用していたため、底が開いていません。

したがって、シュートが入るたびに2階席にいる人がかごの中からボールを取り出していました。

また、耐久性にも問題がありました。

桃のかごだと耐久性に乏しく、頻繁に壊れてしまうため、金属製の円筒型のゴールに代わりました。

これにより、毎回2階席に取りに行かなくとも、下から棒などでつついて取り出せるようになりました。

なお、現在の完成形にネットがついているのは、リングを通過するだけではボールが勢いよく落ちてきて危ないため、ネットをくぐらせることで落下速度をおとすためだと言われています。

出典:https://chattingpower.blogspot.com/2017/03/80.html

 

まとめ

今回は、バスケットのゴールについて説明させていただきました。

バスケット歴が長い方ほど、当たり前だと思ってゴールについて考える機会はあまりなかったのではないでしょうか。

バスケットに限らず、歴史を紐解くことは非常に大切なことです。

是非この記事を参考にしていただき、現在のバスケットがどのようにしてつくられてきたのか、考えるきっかけにしてください。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

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紹介した一部の声以外にも沢山の選手が上達を実感し、
今も最高の自分に近づいています。 

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