国体?国体選手?
どんな選手が集まるのか?

「国体選手」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

国体とは国民体育大会の略称で、国体選手とは国民体育大会に出場する選手を意味します。

では、そもそも国体とはどんな大会なのでしょうか。

聞いたことのない方はもちろん、聞いたことはあるけど詳しくは知らない、という方も是非この記事を参考にしていただき、知識として蓄えてください。

国体選手≒都道府県選抜

 

国民体育大会とは、簡潔に言うと各都道府県のオールスター軍団が優勝を争う大会です。

インターハイやウィンターカップは、「最も強いチームを決める」というのが趣旨であり、あくまでチーム単位の大会です。

しかし、国体は各都道府県のチームから優秀な選手を集めた即席チームで試合に臨むため、イメージとしては日本代表に近いです。

また、国体には少年部門と成年部門があり、各チーム登録できる選手は最大12名です。

少年部門は中学3年生、高校1年生、早生まれ(1月〜3月生まれ)の高校2年生が対象で、成年部門は4月〜12月生まれの高校2年生以上が対象です。

1校の選手だけで国体選手の枠が埋まった事例も

 

国体選手を選出する際、1校から何人まで、といった規制はありません。

極端な話、その県内で1〜12番目の実力の選手が全員同じ学校にいたとしても、その1校から12名選出しても問題ありません。

少年部門では、毎年この極端な編成になる傾向にあります。

実際、2018年の国体では、男子福井県代表が11人全員北陸高校の選手、女子福井県代表が12人全員足羽高校の選手でした。

また、男子愛知県代表は11人中10人が中部第一、女子愛媛代表は12人中11人が聖カタリナの選手でした。

このような事例が起こる理由として、優秀な選手は強豪校に集まりやすいこと、勝ち進んだチームの選手の方が注目を浴びやすい、などが挙げられます。

大会の流れ

 

各都道府県の選抜メンバーが決まり、抽選結果が出たら、まずは「ミニ国体」と呼ばれるブロック大会に出場します。

東北ブロックを例にとってみます。

東北ブロックに参加する県は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県です。

この6県をAブロック、Bブロックと3県ずつに分け、リーグ戦形式で1〜3位を決定します。

両ブロックの1位と2位が決勝トーナメントで争い、成年部門は上位2県、少年部門は上位3県が国体本戦に出場できます。

国体本戦に出場できるチームは成年部門は16、少年部門は24チームとなっています。

まとめ

今回は、国体について書かせていただきました。

国体はインターハイやウィンターカップとは異なり、選抜選手によって行われるオールスターのような位置づけであることが分かっていただけたかと思います。

同時に、「国体選手」がその都道府県の中で1〜12番目に上手い選手であることも書かせていただきました。

「強いチーム」よりも「上手い選手個々」に注目したいという方は、是非国体の試合を観戦してみてください。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

紹介した一部の声以外にも沢山の選手が上達を実感し、
今も最高の自分に近づいています。 

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あなたも、B the Bで最高の自分に!