ミニバスからポストプレー!?
インサイドも練習しておく
べき理由とは?

今回は、ポストプレーの練習について書いていきます。

ポストプレーは、パワーフォワード、センターなど体格の良い選手が行うプレーと捉えられています。

よって、ポストプレーを上記のポジションの選手にのみ練習させる、というチームも少なくありません。

しかし、シュート、パス、ドリブルをすべての選手に練習させるように、ポストプレーも体格やポジションに関わらず全員が取り組む必要があります。

その理由と、ポストプレーの練習法について書いていきますので、是非最後までお読みください。

出典:https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20161230/5125.html

そもそもポストプレーとは

 

ポストプレーとは、ペイントエリア付近でボールをもらい、ゴールに近い距離からシュートを狙うプレーのことです。

一般的にゴールに対して背を向けた状態から始まることが多く、他のプレーと比べて相手との接触(身体のぶつかり合い)が多いプレーです。

そのため、ぶつかっても当たり負けしない、体格に自信のある選手が行う場合が多いです。

 

ポストプレーをするべき場面

 

試合中、ポストプレーはやろうと思えば誰でも仕掛けることができます。

センターしかやってはいけないルールなども存在しません。

ではポストプレーはどんな場面で有効なのでしょうか。

それは、

「自分をマークしているDFが自分より体格で劣っている場合」

です。

極端な話、ガードの選手がマークマンより体格で勝っている場合、ガードでもポストプレーを使って攻めるべきです。

逆にセンターがマークマンに体格で明らかに劣っている場合は、ポストで勝負するべきではありません。

また、身長が相手より高いとポストプレーが有利、と捉える方がいますが、必ずしもそうとは限りません。

前述したように、ポストプレーは相手との身体のぶつかり合いが多いプレーです。

身長で勝っていれば相手がブロックできない、高い打点でシュートが撃てます。

しかし、相手に当たり負けしてしまうようであればそもそも自分にとって撃ちやすい体勢に持ち込めないため、有効とは言えません。

逆に、少々相手より身長では劣っていても、当たり負けしないフィジカルを備えた選手であれば、自分にとってシュートを撃ちやすい体勢に持ち込めるため、有効と言えます。

 

ポストプレーに必要な技術

 

ここからは、ポストプレーをするために必要な技術をご紹介します。

 

シール

シールとは、自分のマークマンに対して張り付くようにポジションを取る技術です。

背後にいるDFに対しては自分のお尻を相手の太ももにあて、DFの動きを抑えます。

また、横から守ろうとしてくるDFに対しては、自分の腕で相手を抑え、パスコースが塞がれないよう距離を保ちます。

このとき、ドリブル中のガードハンドと同じ要領で、肘の角度は90度に曲げます。

オーバーヘッドパス

オーバーヘッドパスは、サッカーのスローインに似た投げ方で、頭の上から出すパスのことです。

ペイントエリア付近はDFが密集しやすい場所でもあるため、ボールを下げると奪われる可能性が高まります。

そのため、パスを出す際もチェストパスのようなDFにとって触れやすい高さからのパスではなく、DFが取りづらい高い位置からパスを出しましょう。

ターンアラウンド

ドリブルで相手DFを押し込む、またはDFを完全に抜ききってシンプルなゴール下シュートに持ち込めればベストですが、試合中は毎回そう上手くはいきません。

そこでターンアラウンドシュートを使います。

ターンアラウンドシュートは、DFから遠い位置でボールを保持し、素早くターンを切って撃つシュートです。

ターンを切る際は、DFが左に寄っていれば右に、右に寄っていれば左にターンします。

また、DFがほぼ正面で守っている場合はどちらかにフェイクをかけ、その後すぐに逆サイドにターンを切ります。

追記:ポストプレーを行う選手は、ほぼ必然的にリバウンドに参加することになります。

リバウンドについてはこちらの記事で説明しておりますので、是非ご参照ください。

まとめ

今回は、ポストプレーについて書かせていただきました。

前述したように、自分が相手より体格で勝っていれば、どのポジションの選手であっても使えるプレーです。

しかし、特にガードの選手はアウトサイドでプレーをするものだ、という思い込みからか体格で勝負する選手はあまり見られません。

しかし、体格で勝っているならば、その勝っている要素で勝負しない手はありません。

センターの選手はもちろん、普段アウトサイドでプレーしている選手も、是非ポストプレーを習得し、有利な状況をつくりだせるようになりましょう。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

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紹介した一部の声以外にも沢山の選手が上達を実感し、
今も最高の自分に近づいています。 

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あなたも、B the Bで最高の自分に!