バスケはチームスポーツ!
でも個人技の習得が必須
とされる理由と背景

バスケットボールは5人対5人、控え選手を含めると最大15人対15人のチームスポーツです。

その認識が強いせいか、パス回しやフォーメーションなど、周囲との連携を重視した練習が多いチームも珍しくありません。

そこで今回は、個人技能向上の重要性を解説していきます。

是非最後まで読んでいただき、チームスポーツにおける個人技に対する考え方に触れてください。

チームスポーツは個々の力をかけ合わせて成り立つ

 

バスケットに限らず、チームスポーツ一人ひとりの能力が掛け算されて成り立つものです。

例えば、チームでパス回しの練習をしたとします。

全員が練習メニューを覚え、動き方もマスターしています。

しかし、もし彼ら個々に

「速く正確なパスを出す能力」

「パスを出すか否かを判断する能力」

が不足していたらどうなるでしょうか?

練習中はその通りにこなせていても、DFがついたとたんに練習どおりの動きはできなくなるでしょう。

もう1つ、スクリーンプレーを例にとってみます。

スクリーンとは、OFの際に1人の選手が味方をフリーにするために、壁となってDFを遮るプレーです。

このスクリーンプレーが綺麗に決まるようになったとしても、フリーになった味方にシュートを決める力がなければ得点に結びつきません。

このように、個人能力が低いままでは、連携がとれるようになっても大きな意味を成さないのです。

マンツーマン・ディフェンス推進の背景

 

以前の記事でも説明させていただきましたが、中学生以下の試合ではゾーンディフェンスが禁止となっています。

導入された理由は、1対1の状況がつくられやすいような仕組みにして、選手個々の能力向上を図るためです。

導入前のミニバス・中学レベルでは個人能力がそれほど高くなくても、戦術の形ができていればある程度通用していました。

例えば、1対1のDF力が低くてもゾーンディフェンスという戦術をとることで1人のOFに対して2人、または3人がかりでDFが可能でした。

しかし、それでは1人で1人を守る力がなかなか身につかないため、高校以上のステージに上がったときに通用しなくなる、といった状態でした。

ゾーンディフェンスをやるにしても、選手個々に1人で守れるだけのDF力が備わっていなければ、完成度の低い戦術で終わってしまうのです。

まとめ

今回はミニバス・中学生向けに個人技を磨くことを促す内容となりました。

高校以上のステージでも個人技能の向上は必要ですが、高校に上がってから個人技の練習を始めるのは、あまりおすすめできません。

なぜなら、高校以上ではゾーンディフェンスが解禁になり、戦術による駆け引きが加わるからです。

相手チームの戦術を破るための戦術を練習することになるわけですが、このときに

「戦術を遂行できるだけの個人能力」

が備わっていないと通用しません。是非ミニバス・中学の段階で個人技を徹底的に高め、次のステージでも通用する選手になってください。

B the B公式プロコーチ。 中学時代からバスケットボールに打ち込み、引退後コーチを志し、中京大学のスポーツ科学部に進学。 大学でコーチ・トレーナーについて学ぶ。 大学在学中からコーチ活動を開始。 卒業後、スポーツ科学、心理学の知識を活かし、プロバスケットボールコーチとしてスクールやマンツーマンレッスンを行う。

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紹介した一部の声以外にも沢山の選手が上達を実感し、
今も最高の自分に近づいています。 

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あなたも、B the Bで最高の自分に!