練習についていくのに精一杯
これは練習の量・強度が高い人によく見られるケースです。
体力的、気力的に練習メニューについていくのが精一杯で、実戦のイメージや練習の意図を考える余裕がなくなってしまっている状態です。
このように練習に耐えきること自体が目的になってしまっている選手は少なくありません。
しかし、ご存じのとおり練習は試合のために行うものです。練習の間に考えるのがベストです。
もしそれが難しい場合は、休憩時間や練習が終わった後でも構いません。
必ずその日の練習の振り返りをしましょう。
何も考えず、思い返さずに次の日を迎えるのは今日で終わりです。
出典:http://ichinomiyanishi.sakura.ne.jp/1083/
練習のポイントが分からずにただこなしている
これは練習の量や強度に関わらず、その練習で抑えるべきポイントを理解できず、なんとなくこなしている状態です。
練習はただ反復すれば良いというものではありません。
1つひとつのメニューには必ず練習の意味と抑えるべきポイントがあります。
例えば、DFの技術に
「クローズアウト」
というものがあります。
パスが通った選手との距離があるとき、シュートを撃たせないよう素早くボールマンとの距離を詰める動きです。
この練習をする際、ただ走る、ハーキーを踏む、といった動きの真似だけしている人が時々います。
「シュートを撃たれないようできる限り速く距離を詰める」
「前に進んでいる状態だとドライブで抜かれやすいからどちらかのコースを潰しながら詰める」
といったポイントが分かっているか否かで、上達のスピードに大きな差が出ます。
抑えるべきポイントを理解し、その通りに動けているか、常に確認しながら練習に取り組みましょう。