ペイントエリアとは
バスケットでは、フリースローラインよりリングに近いエリアをラインで囲ったところを「ペイントエリア」と呼び、ミニバスでは台形、中学生以上では長方形で囲まれています。
そして、このペイントエリア内において適用されるのが3秒ルールです。
また、囲んでいるライン上もエリア内に含まれますので注意が必要です!
出典:harunoltd.com
blog.livedoor.jp/coolnbj/archives/2010-10.html
3秒ルールとは
3秒ルールは、ボールがフロントコート内にあるとき、オフェンス側の選手は3秒以上ペイントエリア内に片足または両足を置き続けてはならない、というルールです。
この説明だけだとざっくりしすぎていてどういうこと?となる方もいると思うので、バイオレーションになる(審判に笛を吹かれる)場合と、バイオレーションにならない場合に分けて説明していきます。
・バイオレーションになる場合(反則となる場合)
1.ボールを保持していない選手が3秒以上とどまる
2.ボールを保持している選手が、ドリブルをつかず3秒以上とどまったとき、またはドリブルをついたがシュートに行かず、3秒以上経過したとき
・バイオレーションにならない場合
1.3秒以内にエリア外に出ようとしているとき
2.ボールを保持している選手が3秒以内にドリブルをつき始め、シュートを撃ったとき
3.3秒以内に自分を含む味方がシュートを放ち、リバウンドに参加しているとき
シュートするためにドリブルをつく、リバウンドをとるためにペイントエリア内でポジションをとる、など積極性のあるプレーであれば適用外だということです。
また、「3秒になる」と気づいてエリア外に出ようとしている選手に対しては、たとえ3秒過ぎてからエリア外に出たとしても適用外です。
補足:ボールを保持していない選手が3秒以内にパスを受けた場合、キャッチした瞬間カウントはリセットされます。その選手がボールを保持してからまた3秒間はペイントエリア内に居られるということです。
出典:https://spozuba.com/basketball/basketball-rules/
ポストプレイヤーをパスの起点にしたいとき
ペイントエリア付近にいる選手にボールを入れ、ディフェンスがインサイドに寄ってきたところでアウトサイドにパスをさばく。
こうしたプレーがしたいと考えているチームは少なくないと思います。
ポストプレイヤーをパスの起点にしたいとき、ボールを保持する時間を極力短くすることを意識してください。
前述したように、ペイントエリア内でボールを保持していられるのは3秒までです。
そのため、インサイドからパスを狙うのであればボールを保持している時間を極力短くしなければなりません。
パスを受ける前にパスターゲットを探しておく、パスが出せないと判断したらガードの選手にボールを戻す、パスをさばいたらすぐペイントエリア外に出る、など常に時間のことを考えてプレーしてみてください。