24秒/14秒ルール導入の背景
日本バスケットボール協会(JBA)の資料には、以下のように記載されております。
【これまで、慌てずにしっかりとプレーさせることや規則の変更による混乱を避ける目的に、U12 世代(ミニバス)におけるショ ットクロックは 30 秒で運用してきました。
今回の変更では、U12 世代に身につけるべき技術である「1 対 1 の攻防」と
「ショットのチャンス」をより増やし、よりスピー ディーな試合展開を目指すことを目的に
、ショットクロック 24 秒/14 秒リセットを導入することとしました。】
つまり、30秒だとのんびりしすぎだから、もっと速い展開の試合をつくるために24秒にしよう、ということですね。
世界的にも時間をたっぷり使って慎重に攻めるバスケットよりも、
「隙ができたら迷わず攻めよう」という、一瞬をつくスピードバスケットが主流です。
14秒リセットについては次の見出しで記します。
引用:https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/01/27/kiji/20200127s00011061306000c.html
ミニバスでの14秒リセット
中学生以上の試合において、14秒リセットが行われる場合はオフェンスリバウンドを取ったとき、またはフロントコートからスローインが行われるときです。
しかし、ミニバスにおいてはバックコート/フロントコートという概念がないため、ミニバスの試合で14秒リセットが行われるのはオフェンスリバウンドのときのみ、ということになります。
オフェンスリバウンド取ったチームにまた24秒間与えるとのんびりしてしまうので、14秒に短縮して早くシュートに行かせよう、ということです。
これまで以上に積極性が求められる
JBAの資料にもあるように、今回のルール改正の目的はショットのチャンス(シュートの回数)をより増やすことにあります。
今までは30秒という長い時間が確保されていたため、それほどシュートへの積極性がなくとも試合進行に問題はなかったかもしれません。
しかし、来年度から24秒、オフェンスリバウンドをとってからは14秒しか与えられないため、シュートを躊躇していては、あっという間に時間切れになってしまいます。
選手1人1人が「空いたらすぐシュート」くらいの意識で練習や試合に臨めるといいですね。
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201911/CK2019112802100062.html